2017年01月28日

人間の値打ち

2016年のイタリア映画祭での上映作品です。

人間の値打ち=人的資本、という保険賠償の考えがこの題名となっています。
しかし、そこであぶりだされるのは、危機状況におかれた時のそれぞれの秘密と、欲の浅ましさでした。

時間を行き来しながら、事件の起きた一日をスイッチバックします。

面白い手法で、ちょっと面食らいましたが、重層的な印象となっていました。

イタリアって、やっぱり素敵ですね。

最近見た映画(DVDも含めて)で、新しい発見は、日本映画 特に若尾文子さんの再発見です。
増村保三の「妻は告白する」「清作の妻」は、一見弱そうで、しかし、強い女を描いているのです。

これから見たい映画は、「わたしはダニエル・ブレイク」「未来に花束を」です。

でも、時間が取れるかな
posted by jinchann at 00:48| 映画

2016年12月04日

ドキュメンタリー映画とDVD

12月2日アミダステーションで、「テュルーコスト」というドキュメンタリーを見ました。
ユニクロ、H&Mなどのファストファッションが世界の繊維製造過程をおおきく変えてしまった。グローバル企業は、価格値下げの圧力をかけ、その陰で、働く者たちお非常なる人権無視な働かせえ方が回りとおっている。
バングラディッシュ、インドなどの縫製工場で働く多くの女性たち。
少し前の明治期の女工哀史そのものだ、いやそれ以下かもしれない。

時給2ドル、月給160ドルを要求するために、命を落とさざるを得ない状況が何ともやるせない。

なんとなくわかっていることも、映像で見ることによって、その悲惨さがより鮮明になる。

「仕立て屋の恋」「ルアーブルの靴磨き」(アリ・カウリスマキ監督)

銀座シネスイッチで、「92差のマルガリータ」必見
「さとにきたらええやん」見損なった。どこかで必ず。
posted by jinchann at 03:12| 映画

2016年11月07日

バナナの逆襲

アミダステーションで行われたドキュメンタリー映画です。

エクアドルのバナナ農園で、使用禁止になった有害農薬を使い続け、健康障害が起こったことで、
裁判を起こした物語です。

大企業に、お金も学歴もない労働者が、裁判を起こす。
相手側は、アメリカ一の有能の弁護士を雇って、応戦です。

原告側の弁護士の最終弁論は、胸を打つものがありました。
農薬が健康被害をもたらすことを承知で使い続けたことを暴きます。

それに対して、被告側は、健康被害というけれど、農薬を浴びる前からの健康問題ではないか、と反論。
農薬によるものであることを証明できない、との主張を繰り返します。

まずは、原告側の勝訴。
悔し紛れに大企業の弁護士は、時間もコストも膨大にかかっている。賠償金で賄えるものではないので、結局は敗北だろう、とうそぶきます。

この人たちには。お金目的でない動機など考えられないということを自ら、証明しています。
でも、この世の中、捨てたものではない。
志で、理不尽な扱いに黙っていられない、というひとがいるということが理解できないようです。

悲しことです。
posted by jinchann at 00:26| 映画